どうも、kanaeriです。
今回は、共同注意について解説していきたいと思います。
初めて聞いたよ。
という方々も多いのではないでしょうか?
読んで字のごとく…
「共同」で「注意」をすることです。
ん?お互いに注意するの?
ということではないんです。
赤ちゃんや乳幼児は、喃語(なんご)や泣いたりすることは出来ますが
言葉で注意することは出来ませんよね?
でも、一定の時期に「共同注意」が出現するか、獲得できているかどうか。
今後の発達・発育過程の中で、とても重要な指標になります。
自閉傾向や発達の遅れなどに、関連する一つの要因となる可能性があります。

共同注意とは?
1つの空間のなかで、人や物に対して注意を向けることを指します。
厳密にいえば、「パパママなどが何かに注意を向けていることに気づいて、自分もその対象に目を向ける」ことをいいます。
例えばこんな場面!
散歩している時に、大きな鳥が空を飛んでいました。ママはその鳥を眺めています。
赤ちゃんは、それに気づいて、大きな鳥に目を向ける反応をします。
つまりは…
ママと子供が鳥に対して、注意を共有することがポイントになります。
言葉が話せない時期ですよ?
何か視線から感じて、それを意図して見る。
これって、小さいながらに考えないと出来ないですよね?
オチビなのに賢いと思いませんか?

共同注意の成立
共同注意は0歳9か月の時期に出現するといわれています。
1歳までにおおよそ見られるようになる。
と考えて頂ければよいかと思います。
発達的にゆっくりさんであった場合、自分の世界観が強かったり、他者に興味が無かったりすることがあります。
ゆっくり獲得していくため、これらは3歳くらいに出現するともいわれています。
共同注意の発達する順序
①2つの関係(二項関係)
「パパ・ママ:赤ちゃん」の関係
生まれたばかりの赤ちゃんは親を中心に見ていますよね?
最初は、じーっと見ていたり、視線が合わなかったり。
それが、あやすとだんだん視線が合うようになり、笑って感情表現をする。
親と子(二項)の間にコミュニケーションが構築される場面です。
これが土台になります。
②3つの関係(三項関係)
「パパ・ママ:赤ちゃん:対象物」の関係
先ほどの散歩の場面の事です。
視線を向けて同じ対象物を見ること。
興味や関心が少ないと、出現しにくいといわれています。
これが発達を確認していく上で大切なポイントになります。

ポイント
「共同注意」「三項関係」を伴う反応と繰り返しが大事です。
子どもの社会性、言語、コミュニケーションの発達に影響してきます。
良くいわれることでは、スマホばかり見入っている親御さん。
子どもとの関わり合いが希薄になっていませんか?
出来るだけ、子どもに寄り添うこと。
これが、発育や発達を促進する上で、とても重要なポイントになると思います。
日々のスキンシップ。
忙しい合間でも、しっかりとしていきたいですね。
記事にもありますが
1000万人の絵本ためしよみサイト|絵本ナビ
絵本の読み聞かせなど、積極的にスキンシップを図りましょう。
子どもとの時間はどんどん過ぎていきます。
知育玩具のレンタルなども、低予算で質のよいおもちゃを借りられます。

一緒にスキンシップが図れるでしょうし、じーじばーばなども、お孫さんと積極的にスキンシップしやすくなると思います。
毎日を大切に。
一緒に子育て・育児を頑張りましょう!!
以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!!

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