どうも、kanaeriです。
赤ちゃんに飲んでもらう粉ミルクの量について、相談がありました。
何もかもが初めての育児。
期待と不安がいっぱいではないでしょうか?
赤ちゃんにとって、大切な栄養源になるのは、ミルクですよね。

母乳はきちんと計測することは難しいですが、ミルクはきちんと量を計測できます。
赤ちゃんの月齢や、成長によってミルクの量を調整してあげることが必要になります。
今回は、1歳までの哺乳量について、記載していこうと思います。
- 適切な粉ミルクの量はどれくらい?
- 月齢別で飲ませる粉ミルクの量が目安で知りたい。
- もう実際に飲んでいるけど、足りているのかが不安。
こんな悩みや不安について、解決できるように記載してみたいと思います。

粉ミルクは1日でどれくらい飲ませればいいの?
必要なミルクの量の概算は、赤ちゃんの体重から計算できます。
【離乳食が始まる前の赤ちゃん】
体重1kg=100~200ml
哺乳間隔=3~4時間おき
授乳機会=7~8回/日
一般的には上記の量が推奨されています。
【例題】
・体重3kgの赤ちゃんで、1kgあたり150mlとして、必要なミルクの量は?
1日で必要なミルクの量は・・・
3kg×150ml=450ml
1回にあげるミルクの量は?
1日で仮に7回の授乳機会があるとすると・・・
450ml÷7回=64.2ml… なので、65mlであれば、単純計算でミルクのみで必要量を確保できることになります。
月齢別で必要な粉ミルクの量:新生児期
新生児=生後0日~28日のことを指すといわれています。
まずは生後1ケ月程度までのミルクの量を時系列で記載していきますので、参考にしてみて下さい。
購入した粉ミルクなどの缶にも記載してあると思うので、量はきちんと守って下さいね。
また、飲む量や体重の増減などは個人差があると思いますので、参考程度にしてくださいね。

生後0日~7日
生後0日目:10ml
生後1日目:20ml
生後2日目:30ml
生後3日目:40ml
生後4日目:50ml
生後5日目:60ml
生後6日目:70ml
生後7日目:80ml
1日ごとにミルクの量が変化します。
生後8日までは、毎日10mlずつ増やしていくようになります。
3~4時間おきにミルクを飲ませるようになると思います。
出産した病院などで、細かい資料や助産師さんからの指導があるかと思います。
詳細や、指導内容は確認して下さいね!
生後8日~14日
1回:80ml
時間:3~4時間おき
初めて飲む状態です。
上手く飲めずに吐き戻すことも多いと思います。
適宜、量は調整してみて下さいね。
生後14日~1ケ月
1回:80~120ml
時間:3~4時間おき
飲む量がずいぶんと変化してきます。
体重の増加が得られているかなども確認しながら授乳をしましょう。
授乳量機能付きで、飲んだ量が分かるベビースケールも活用しましょう!
※0~3ヶ月のころは、1日に25~30gが期待される増加量とされています。
月齢別に見た哺乳量:乳児期
乳児期=新生児期を過ぎてから、1歳未満までの時期を指すといわれています。
その時期の哺乳量の目安を記載していきますね。

生後1ヶ月~生後2ヶ月
1回:120~160ml
時間:3~4時間おき
飲むスピードや力もだんだんと出てきます。
哺乳瓶の大きさなども検討してみてくださいね。
生後3ヶ月~生後4ヶ月
1回:180~200ml
時間:4時間おき
この時期には、体も発達してきます。
首がすわったり、寝返りを打ったりなどが早い子には見られる時期かと思います。
少ないようで泣いている場合は、1回10~20ml程度増やして飲ませてみましょう。
吐き戻しなども注意をしながら行ってみて下さいね。
生後5ヶ月~生後6ヶ月
1回:200~220ml
時間:4時間おき
この頃から離乳食が始まります。
初めは1回の離乳食で摂取量も少なく、ほとんど食べないに等しいので栄養はミルクから摂取します。
生後6ヶ月~生後9ヶ月
1回:200~220ml
時間:4時間おき
離乳食が1日2回になる時期です。
少しずつ食べる量が増え、ミルクを飲む量も減ってくる頃ですね。
生後9ヶ月~1歳頃
1回:200~220ml
時間:4時間おき
離乳食は1日3回に増えて大人と同じ食事回数になる時期ですね。
ミルクの量も減り、離乳食の摂取量が増える時期です。
少しずつ、断乳を始める方々も増える時期になるかと思います。
粉ミルク摂取時の注意事項
育て方もいろいろありますよね。
母乳or粉ミルクがメインなのか、混合なのか?
母乳中心で育てる場合、基本的に母乳は消化吸収が良いため、欲しがるだけあげてもよいといわれています。
粉ミルクの場合は、どうしても消化吸収が悪くなってしまうので、一定の時間は空けないといけません。
購入したミルクの缶や記載事項を確認するようにしてくださいね。

ミルクの摂取が【不足している場合】
飲む量にはとても個人差があります。
脱水や栄養不足を防ぐように注意しましょう。
- 体重の増加はあるか?
- おしっこの回数はきちんとあるか?(7-8回/日が目安)
- 排便があるか?(便秘、硬さ、痛みはないか?)
このあたりのポイントを気にしながら、一日~数日はチェックしてみましょうね。
ミルクの摂取が【多い場合】
多い事例としては?
母乳と粉ミルクの混合で育てている場合に多く飲んでしまう場合が目立ちます。
母乳はきちんとした量が計測できません。
きちんと飲めたかな?
そんな不安から、粉ミルクを飲ませる。
また、母乳は消化吸収が良いため、空腹になりやすい場合が多いです。
赤ちゃんが泣くのを、「お腹が空いている!」と思って飲ませてしまう。
結果的に、必要量以上に飲ませる結果になってしまいがち。
飲ませる前に、少しひと呼吸。
「本当にお腹が空いているのかな?」
「何時間前に飲んだっけ?」
ちょっと確認してから、飲ませるかどうかを判断しましょうね!
赤ちゃんに必要な粉ミルクの量についてのまとめ
- ミルクの量:月齢ごとに異なるため、数値は参考にする。
- 消化を考慮する:母乳よりも粉ミルクは消化吸収に時間を要する為、授乳間隔は適切に。
- ミルクの摂取不足・過多:それぞれのサインを見逃さないようにしましょう。飲ませすぎていないか、原因検索も大事です。
この記事では、それぞれの月齢での摂取の目安や、時間の間隔。
摂取量の不足・過多について記載しています。
個人差が多いと思うので、あくまで参考にしてみてください。
産院での指導や保健師・助産師・医師の指示を優先してくださいね。
それではまた!

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